「男性が好む香りってどんな香り?」
「香水よりも柔軟剤の方が男ウケがいい?」
「香りは恋愛にも効果があるって本当?」
このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
香りには恋愛関係を好転させる力がある反面、逆に臭いをきっかけに男性から避けられてしまうこともあります。
この記事では男性が好む香りの種類や、香りに対する正しい知識について解説していきます。ぜひ参考にしてください。
この記事を書いた人
長崎県出身、東京都在住。妻とウサギ二羽と4人暮らし。
恋愛系ライター歴約2年、複数のメディアで執筆しています。離婚歴もあり、数多くの恋愛をしてきた経験から、男性目線で役立つアドバイスを提供できるよう心掛けています。
この記事の目次
香水 VS 柔軟剤、男性から人気なのはどっち?
(出典:PR TIMES)
「そもそも、香りをまとうなら香水をつけるべき?それとも柔軟剤に気を使った方がいい?」
男性から好まれる香りの種類を知るまえに、このような疑問を持つ方も多いはずです。
結婚相談所「フィオーレ」が実施した「香りに関する意識調査」によると、6割以上の男性が「香水よりも柔軟剤の香りを好む」ということがわかっています。
おそらく「香水=香りが強い」「柔軟剤=柔らかい香り」というようなイメージを持っている方が多いのでしょう。
ただし、Twitterをみてみると香水も柔軟剤も「強すぎる香り」に対する否定的な意見も多く見受けられました。
男性でも女性でもやっぱり柔軟剤とか控えめのコロンとかフワッとにおうと「おぉ…」ってなるからまいるよね。
ドぎついにおいじゃなくてこう、フワッと、ふんわり~と、がいいんだよ!ふんわりいいにおいの人すごい好き 引用:Twitter |
香水と柔軟剤のどちらを使用するにしろ「ふんわりと香る」程度のほのかな香りを意識した方がよさそうです。
男性が好きな香りTOP5
(出典:PR TIMES)
続いて、「香りに関する意識調査」から「男性が好きな香りTOP5」を紹介します。
なお、上のグラフの水色の線が「男性が女性につけて欲しい香り」、オレンジ色の線が「女性がつけたい香り」を表しています。
全体的な順位としては大差はないものの、「男性が女性につけて欲しい香り」に関しては一位だけが突出していることが一目でおわかりいただけるでしょう。
1位:シャボン系
男性が女性につけて欲しい香り第一位は、ダントツで「シャボン系」です。
全体の50%の男性が、シャボン系の香りをまとった女性に惹かれるということになります。
シャボン系の香りとは、シンプルで清涼感のある石鹸の香りのことです。
恐らく、2~5位にランクインしている香りを選んだ男性も、シャボンの香りを嫌いなわけではないでしょう。
石鹸の香りは、男女や世代を問わず全ての人に受け入れられる香りだといっても過言ではないはずです。
2位:柑橘系
2位にランクインしたのは、オレンジなどの柑橘系の香りです。
柑橘系の香りは「シトラス系」とも呼ばれ、男性向けの香水にもよく使われる香りです。
オレンジの他にもレモンやグレープフルーツ、ライムなどの香りの香水が販売されています。
柑橘系の香りには清涼感があり、特に夏の時期にはピッタリです。
また、どのメーカーから販売されている香水を選んでも香りがきつすぎることはないでしょう。
これまで香水をつけたことがないような方でも使いやすいはずです。
3位:フローラル系
3位にランクインしたのは、フローラル系の香りです。
フローラル系とは花の香りのことで、女性がつけたい香りとしては2位にランクインしています。
花の香りは、いかにもな女性らしさを感じさせる魅力があります。
シャボン系や柑橘系の香りにはない、ほのかな甘さを感じさせてくれます。
フローラル系の香りの定番といえば「バラ(ローズ)の香り」になるでしょう。
ローズ・ジャスミン・ミュゲ(すずらん)の香りは3大フローラルといわれており、高い人気を誇っています。
秋の季節はキンモクセイの香りが人気だったりと、季節に合わせて香りを選べるところもフローラル系の香りの魅力だといえるでしょう。
また、フローラル系の香りには「パーソナルスペースを狭める」働きがあるといわれています。
パーソナルスペースとは、一人ひとりの人間が持つ「これ以上近づいて欲しくないと感じる領域」のことです。
フローラル系の香りを身にまとうことによって、意中の相手と普段よりも近い距離でコミュニケーションをとれる効果が期待できるのです。
4位:ムスク系
ムスクという言葉は有名ですが、実は何の香りなのかわからないという方は多いでしょう。
ムスクの香りは、ネパール地方から中国・朝鮮半島にかけての森林に住む、ジャコウジカの分泌物を乾燥させたものです。
また、ムスク系の香りには「ムスク」「ホワイトムスク」の2種類があります。
ムスク | 甘くて温かみがある、エキゾチックな大人の香り |
ホワイトムスク | ベビーパウダーのような清涼感のある香り |
ホワイトムスクの香りは、男女から一番人気のシャボン系の香りに近いニュアンスがあるといえます。
逆に、ムスクの香りは大人の女らしいセクシーさを感じさせる効果があり、意中の相手に色気を感じさせたいときにおすすめです。
5位:ウッディ系・マリンアクア系
森林を思わせるようなウッディ系の香り、海を思わせるようなマリンアクア系の香りは同率5位となっています。
ウッディ系の香りは、大自然を感じさせるような雰囲気があり、リラックスできるような心地よさが魅力です。
マリンアクア系は清涼感を感じさせ、柑橘系同様に夏の季節にピッタリな香りだといえます。
男性ウケする香水の選び方
この章では、男性ウケを狙ううえでの香水の選び方について解説します。
具体的には「香水のタイプ」「香水の濃度や香りの持続時間」の2つの視点から、自身が使う香水を選ぶといいでしょう。
香水のタイプで選ぶ
一つ目の選定基準は、香水の形状を表す「タイプ」です。
それぞれのタイプによって、使いやすいシーンや香りの強さが異なります。
各タイプの特徴を紹介するので、参考にしてください。
スプレータイプ
スプレータイプは、もっともオーソドックスな香水のタイプだといえます。
1~2プッシュするだけで、香らせたい部分を中心として広範囲に香りをまとわせることができます。
ただし、元々の香りが強い香水だと、接する相手に不快感を与えてしまう恐れがあります。
のちほど紹介する「香水の濃度・香りの持続時間」と合わせて、程よい香りの香水を選ぶようにしましょう。
ロールオンタイプ
ロールオンタイプの香水は、香りを漂わせたい箇所にコロコロと転がすようにして使用します。
体の動きに合わせてフワッと香るのが特徴で、すれ違いざまに心地よい香りを漂わせることができるでしょう。
また、香水をつける量・香りの強さを調整しやすいこともロールオンタイプの魅力だといえます。
ミストタイプ
ミストタイプは、他のタイプよりも香り成分の配合力が少なく、気軽に使いやすい香水です。
控えめに優しく香らせることができ、服や髪の毛につけるのも効果的だといえます。
また、他のタイプの香水よりも価格が安く、初めて香水を使う方にもおすすめです。
香水の濃度・香りの持続時間で選ぶ
香水はその濃度によってパルファム・オードパルファン・オードトワレ・オーデコロンの4種類に分類され、それぞれ香りの持続時間に違いがあります。
パルファム
パルファムは、香料濃度が15%~30%ともっとも濃い香水です。
約5~7時間香りを継続でき、他のタイプよりも長時間香りを持続します。
香水の中でも最高級品・最高品質として位置づけられることが多く、他の香水よりも価格が高めなのが一般的です。
意中の相手との勝負どころとなるデートなど、普段とは違う香りをまといたいときに使うと効果的です。
オードパルファン
オードパルファンは、香料濃度は10%~15%でありながら、パルファムと同様に約5~7時間香りを継続できる香水です。
パルファムよりも香りが薄めなので、強い香りが苦手な男性とのデートなどのシーンで使うといいでしょう。
また、香りを長時間持続できながらも、パルファムよりも香料濃度が低いため価格も抑えられています。
優しい香りを長時間持続させたい方や、コスパの良い香水を使いたい方におすすめです。
オードトワレ
オードトワレは、香料濃度が5%~10%ほど、香りの持続時間が3~4時間ほどの使いやすい香水です。
ほんのりとした香りを数時間香らせることができ、勤務中などの普段使いに適しています。
パルファムやオードパルファムほど特別感はないため、すれ違いさまにふんわりといい香りを漂わせたいときなどに効果的です。
オーデコロン
オーデコロンは、香料濃度が2%~5%ほど、香りの持続時間が1~2時間ほどのもっとも控え目な香水です。
普段は香水をつけない方や、気分転換の手法として香りを変えたい方におすすめです。
さりげないかわいらしさをアピールできるので、意中のお相手との初めてのデートなどに使うといいでしょう。
【勘違い注意】香水の正しいつけ方
この章では、香水の正しいつけ方を解説していきます。
香水も、ファッションや身だしなみと同様にTPOがあり、場所やシチュエーションに合わせてつけ方を工夫する必要があります。
間違えたつけ方をしてしまうと、意中のお相手にマイナスな印象を与えてしまいかねないので注意してくださいね。
つける場所
同じ香水でも、つける場所によって香りの広がり方や強さに違いがあります。
香水を付ける場所 | 特徴 |
胸元・お腹・耳の後ろ・うなじ | 体温が高いため、強い香りが広範囲に広がる |
太ももの内側・膝の裏側 | すれ違いざまなど、ほのかな香りを漂わせたいとき向け |
手首 | 香水の量を調整しやすく、幅広いシーンに適応しやすい |
上記の表を参考に、場所やシチュエーションに合わせて香水をつける場所を選んでいきましょう。
つけるタイミング
意中の相手とのデートのために香水をつけるなら、待ち合わせの30分前につけるのがおすすめです。
香水は、つけ始めから時間が経つ毎に香りの変化を楽しめるという一面があります。
つけ始めから10分後ほどまでをトップノート、30分から2時間後ほどまでをミドルノート、香りが消えていくまでをラストノートといい、ミドルノートとなる時間帯はアルコールが飛んで程よい香りを漂わせられるはずです。
ただし、オードトワレやオードコロンなどは、香りの持続時間が短くなります。
待ち合わせの直前につけたり、化粧直しと一緒に香水を付け足したりするといいでしょう。
つける量
香水をつけすぎると香りが強くなりすぎ、接する相手に不快感を与えてしまう恐れがあります。
香水をつける量は、1カ所につき1プッシュで十分です。
香水をつけ足す際は、前述した香りの持続時間を参考に、香水の香りが完全に消えてからにしましょう。
早いペースで香水をつけ足してしまうと、その分香りが強くなってしまいます。
恋愛における香りの重要性
香りには、恋愛の成就・失敗を左右させる大きな力があります。
この章では、恋愛に置ける臭いの重要性について解説します。
香りには記憶や感情を呼び起こす力がある
匂いや香りには、人の記憶や感情を呼び起こす「ブルースト効果」があります。
例えば、帰省した際に母親が作るカレーの臭いを嗅いだことをきっかけに、子どもの頃のできごとや感情などを思い出したことがあなたにもあるかもしれません。
これを恋愛に例えると、あなたの臭いや香りが意中の相手に好印象を与えられれば、男性はその香りを感じたときにあなたのことを思い出すようになります。
あなたと同じ香水をつけた女性と街ですれ違うだけで、脳裏であなたのことを思い出すのです。
臭いで嫌われてしまうと挽回は難しい
香りや匂いで相手にマイナスな印象を与えてしまうと、そのマイナスな印象を払拭するのは困難です。
匂いや香りは人間の本能に直接訴えかける力があり、理性を介入させません。
例えば、見た目で「好みじゃないな」と判断された場合なら、大きくイメチェンすることで相手の印象を変えることはありえます。
しかし、臭いで相手に不快感を与えてしまうと、本能的に拒否反応を示してしまうので挽回が難しいのです。
柔軟剤や香水は、良い香りをまとうことによって相手に好印象を与えることができる反面、香りが強すぎると相手に不快感を与えてしまう恐れがあります。
また、良い香り・不快な香りは人によって違うため、明確な基準があるわけではありません。
香りは簡単に恋愛を好転させられるように思えて、実は使い方が非常に難しいのです。
男性が嫌いな女性の臭い
香りの好みは人によってさまざまなため、明確に「この香りは男性ウケが悪い」と言い切れるものはありません。
ただし、香りの付け方や種類によっては多くの男性が拒否反応を示すはずです。
強すぎる香水の香り
どんな種類の香りであれ、強すぎる香水の香りは男性から嫌われてしまいます。
香水の香りの強さは、各メーカーの銘柄などによってもさまざまです。
香水の種類や香料濃度などから、適切な量を適切な場所にまとうことが大切です。
中には、香水の匂いが原因で気分が悪くなってしまう人もいます。
そこまでいくと「スメルハラスメント」と判断されることもあるので、十分な注意が必要です。
制汗剤の香り
汗の臭いを抑える制汗剤の香りは、男性から嫌われやすい傾向にあります。
制汗剤の科学物質特有の人工的な香りに、苦手意識がある男性は多いようです。
制汗剤のつけすぎに注意するのはもちろん、無香料タイプのものを選ぶのもいいかもしれません。
いろいろなものが混ざった香り
一つひとつは良い香りのものでも、複数の異なる香りが混ざることで独特の臭いを発してしまうことがあります。
特に、女性は香水の他にも化粧品やハンドクリーム、柔軟剤など、香りがあるグッズを使うことが多いですよね。
それぞれの香りが混ざり合って悪臭を漂わせてしまわないように、香りに統一感を持たせたり、無香料のアイテムを活用したりすることをおすすめします。
香水をつけすぎた時の対処法
香水をつけすぎてしまったときは、石鹸で洗い流すのがもっとも効果的です。
外出先などですぐに洗い流せない場合は、アルコール入りのデオドラントシートやウェットティッシュを使うといいでしょう。
香水と一緒に、バッグの中に忍ばせておくことをおすすめします。
まとめ
男性は香水の香りよりも柔軟剤の香りを好む傾向があり、香りの種類はシャボン系が一番人気です。
香水を選ぶ際は、香水のタイプや香りの強さ・持続時間を参考にし、それぞれの特性を活かして上手に使い分けていきましょう。
ただし、どんな香りであれ、強すぎる香りは相手に不快感を与えてしまい兼ねません。
香りは男性に好印象を与えやすい反面で、その香りの強さや場所やシチュエーションを間違えてしまうと、挽回不可能なほどの悪印象を与えてしまう危険性も秘めています。
香りを武器に恋愛的なアプローチを図るには、ふんわりほのかに香らせる程度を意識して、狙い過ぎないように注意した方がいいでしょう。
また、香りの好みは人それぞれであり、男性から支持を集めやすい香りであっても、あなたの意中の相手から好まれるかどうかはわかりません。
できれば、相手の好みの香りの種類をリサーチしてから取り入れると効果的です。
香りを上手に使いこなして、意中のお相手のハートをゲットできるようアプローチしてみてください。