「同棲中の恋人の様子がちょっと変かも……これって別れる前兆?だとしたら、何が原因なの?」
この記事をお読みのあなたは、上記のような不安を抱えて心もとない状態なのかもしれません。
同棲中のカップルが別れる際は、必ずその前に別れを意識した側の態度や行動にその前兆が見えます。
しかし、同棲中のカップルにとって「別れの前兆」は2人の関係性を見つめ直すチャンスでもあるのです。
そこで、この記事では同棲中の恋人が発する別れの前兆と、それを感じたときの対処法を解説します。
この記事を書いた人
長崎県出身、東京都在住。妻とウサギ二羽と4人暮らし。
恋愛系ライター歴約2年、複数のメディアで執筆しています。離婚歴もあり、数多くの恋愛をしてきた経験から、男性目線で役立つアドバイスを提供できるよう心掛けています。
同棲中の恋人が発する「別れる前兆」とは?
同棲中の恋人が発する別れの前兆を感じ取るポイントは、小さな違和感を見逃さないことです。
以下のような違和感を感じたら、あなたの恋人は別れを意識し始めているのかもしれません。
同棲中の恋人が発する「別れの前兆」
- 日々の食事・休日の別行動が増えた
- 別の部屋で過ごす・寝ることが増えた
- 明らかに会話が減った
- 自分の発言を否定されることが増えた
- お金に関する揉めごとが増えた
- 2人の将来のことを話したがらない
日々の食事・休日の別行動が増えた
日々の食事や休日の別行動が増えたとしたら、それは別れの前兆なのかもしれません。
同棲カップルは、当然日々の食事を一緒にとることが多いはず。
どちらかが料理を作って一緒に食べるのはもちろん、仕事帰りに待ち合わせをして外食を楽しむこともあるでしょう。
また、休日が合う場合は一緒に過ごすのが当たり前となったり、休日が合わない場合も月に一度くらいは休みを合わせてお出掛けをする計画を練ったりするものです。
そんな日々の食事や休日の別行動が増え始めたときは、あなたの恋人に以下のような状況や心境の変化があったのかもしれません。
日々の食事や休日の別行動が増えるきっかけ
- 「いつも一緒」ということに窮屈さを感じ始めた
- 趣味や好きなことなどに没頭したい
- 友人と過ごす時間を増やしたい
- 1人の時間が欲しい
- 浮気をしている
別行動が増え始めたときは、相手の中で何かが変わり始めていると思っておいた方がいいでしょう。
別の部屋で過ごす・寝ることが増えた
同棲相手と別の部屋で過ごす・寝ることが増えたとしたら、相手は別れを意識し始めている可能性があります。
同棲を始めた当初は、同じ部屋で一緒にテレビや映画などを観たり、同じ布団で一緒に寝たりという日々に、お互いに満足していたはずです。
注意!
あなたの恋人は、いつの日からかそんな家での過ごし方に窮屈さを感じ始めていたのかもしれません。
また、仕事で帰りが遅くなった・風邪をひいてしまったなどの理由で別の部屋で寝ていたのがきっかけとなり、それがスタンダードとなってしまうケースもあるようです。
いずれにせよ、部屋での過ごし方に変化が見られたときは別れの前兆だと捉えて注意した方がいいでしょう。
明らかに会話が減った
日々の会話が明らかに減った場合は、2人の関係性が悪化し始めているサインです。
会話が減っただけでなく、思い返してみると「いつも自分から話しかけている」という状態になっていないでしょうか。
会話が減るということは、1つ屋根の下で過ごす時間の居心地の悪さに直結してしまいます。
「生活がすれ違っている」「いつも顔を合わせるので、これといって話題がない」など、会話が減ってしまう理由はさまざまあるでしょう。
しかし、そのまま放置していると他の弊害を引き起こす要因にもなりかねないので注意が必要です。
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自分の発言を否定されることが増えた
あなたの発言に対して相手が否定的な意見を述べることが増えたようなら、別れの前兆と捉えていいかもしれません。
注意!
発言を否定されるということは、価値観や考え方の違いが露呈し始めている証だといえます。
価値観や考え方の違いは、カップルが別れを決意する原因の代表例といっても過言ではありません。
とはいえ、別々の人間なので価値観や考え方に違いがあるのは当然のことです。
その違いを受け入れる・理解しようとする姿勢がなく、ただ否定されるということは、相手が限界を感じ始めているのかもしれません。
お金に関する揉めごとが増えた
お金に関する揉めごとが増えてきたら、相手は別れを意識し始めているかもしれません。
一緒に生活をしていくうえで、家賃や光熱費、さまざまな雑費などお金に関する決め事を作ることは必要不可欠だといえます。
しかし、2人で相談して決めたはずのルールであっても、日々を過ごしていくうちにどちらかが不満を感じ始める可能性もゼロではありません。
注意!
一緒に暮らしていると、どうしても相手の趣味や娯楽などへのお金の使い方も見えてきてしまいます。
それが自分の金銭感覚と大きくかけ離れていた場合、思わず口を出したくなることもあるでしょう。
同棲カップルは結婚を意識する方も多いからこそ、お金に関する揉めごとは別れの前兆だと捉えられます。
2人の将来のことを話したがらない
同棲相手が2人の将来のことを話したがらない、話題に上げてもはぐらかされる場合は、相手はあなたとの将来を想像できずにいるのかもしれません。
多くの場合は、どこかのタイミングでの結婚を意識して同棲をスタートするはずです。
しかし、将来のことを話したがらないばかりか、クリスマスや誕生日などの近い将来のイベントに関することすら前向きに話そうとしてくれない。
そんな状態であれば、相手は「生活費を抑えられるから」「デートしなくても一緒にいれるから」などの理由であなたと一緒に暮らしているのかもしれません。
恋人が2人の将来のことを話したがらないとしたら、きっと相手は2人の将来のことを具体的に考えてはいないのでしょう。
同棲中の恋人が別れを意識する理由
同棲中の恋人が別れを意識する理由や原因として、さまざまな「不一致」や「心境の変化」が考えられます。
さまざまな「不一致」は同棲してみて初めて気付くものも多く、「心境の変化」は一緒に暮らす日々の中で少しずつ醸成されていくものです。
別れを意識するきっかけになるのは致し方ない部分もありますが、改善したり歩み寄ったりする努力をしない限り、別れが現実のものとなってしまいます。
同棲相手が別れを意識する理由
- 性格や価値観の不一致
- 金銭感覚の不一致
- 結婚に対する感覚の不一致
- 食の好みの不一致
- 生活リズムの不一致
- 異性として見れなくなった
- 気を使い過ぎて疲れた
性格や価値観の不一致
性格や価値観の不一致は、同棲カップルのケンカの原因、ひいては別れを意識する理由になりやすいです。
一緒に暮らし始めると、それまでの交際の中では見えてこなかったお互いの違いが顕著になります。
性格や価値観の不一致
- 「〇〇なときは✕✕」という自分にとっての当たりまえが、相手には通用しない
- 相手にとっての当たりまえが、自分にとっては違和感となる
結婚を意識しているカップルの場合は特に、性格や価値観の不一致が顕著になると「結婚は難しい」と感じるはずです。
それらの違いはどちらかが歩み寄れば解消されるものなのか、それとも分かり合うことは不可能なほど重大なものなのか、その判断が別れる・別れないの線引きとなるでしょう。
金銭感覚の不一致
価値観の一部ともいえますが、金銭感覚の不一致は特に同棲カップルが別れを意識するきっかけになりやすいです。
一緒に暮らしていくうえで、お金のやりくりを共にすることは避けられません。
しかし、お金の使い方の感覚があまりにも違い過ぎると「一緒に暮らすのは無理」「この人との将来は考えられない」となってしまうのでしょう。
また、お金の使い方だけでなく「貯め方」や「捉え方・考え方」の違いも、同棲カップルが別れを意識する理由になりえます。
結婚に対する感覚の不一致
同棲カップルが別れを意識する理由の1つとして、結婚に対する感覚や考え方の不一致が挙げられます。
結婚を前提として同棲をスタートしたとしても、2人の将来のことを話す中で感覚の違いが顕著になることもあるでしょう。
結婚に対する感覚の違い
- いつ頃結婚したいか
- 子どもは欲しいか
- どんな家に住みたいか
- 専業主婦(夫)になるか、共働きするか
- お互いの家族との接し方、距離感
カップルによっては、お互いの感覚にそこまでの相違はなくても、どちらかの「お家柄」に対する拒否反応で「結婚は無理」となり、破局に繋がることもあるようです。
食の好みの不一致
些細なことのように思えるかもしれませんが、食の好みの不一致は同棲カップルが別れを意識する理由になりえます。
食は共に生活をしていくうえで欠かせない要素の1つであり、好みの違いにストレスを感じるケースもあるのです。
食の好みの不一致
- 相手の好き嫌いが激しすぎて、合わせるのが面倒
- 自分の好きな食べ物を相手が嫌っていて、「美味しい」という感情を共有できない
- 金銭感覚の違いと相まって不一致が生じる
同棲から結婚に発展する場合は、相手との食の好みの不一致に一生付き合っていくことになります。
それを考えると、別れを意識せざるをえない方もいるはずです。
生活リズムの不一致
生活リズムの不一致は、同棲カップルがすれ違う直接的な要因になります。
必然的に一緒に過ごす時間が少なくなり、会話が減り、お互いの気持ちの共有や確認をしづらくなるはずです。
よって気持ちのすれ違いが生じ、別れを意識するきっかけとなるのです。
異性として見れなくなった
同棲生活を送る中で、相手を異性として見れなくなったことで、別れを意識する方もいます。
つまり、恋愛関係にあるからこそ感じるドキドキ感やトキメキを感じなくなったということです。
異性として見れなくなる要因
- 相手の嫌な部分が見えてきた
- だらしない姿を見るのが当たりまえになった
- 相手が恥じらわなくなった
- 恋人というよりも家族のように思えてきた
恋愛対象として好きだからこそ交際し、同棲に発展したはずなのに、いつの間にか相手に恋愛感情を持てなくなってしまっている。
その違和感が危機感となり、「このまま一緒に暮らすのは難しい」と感じてしまうのでしょう。
気を使い過ぎて疲れた
一緒に暮らす日々の中で、相手に気を使い過ぎて疲弊してしまい「もう別れたい」と思うようになる方もいます。
相手に気を使う場面や理由はさまざまありますが、ここまで紹介してきたような「不一致」に対して気を使う部分は大きいでしょう。
また、人によっては「誰かと一緒に暮らすこと」自体に気疲れしてしまい、別れを意識する方もいます。
特に1人暮らし歴が長い方は、たとえ恋人が相手とはいえ、四六時中誰かと一緒にいるということ自体にストレスを感じてしまうようです。
同棲中に「別れる前兆」に気付いたときの対処法
同棲相手が発する「別れる前兆」に気付いたときは、2人の関係性を修復するチャンスです。
きちんと対処すれば幸せな同棲生活を取り戻せる可能性もある一方、そのまま放置してしまうと別れが現実のものとなってしまいます。
「別れる前兆」に気付いたときの対処法として、以下の4つがおすすめです。
「別れの前兆」に気付いたときの対処法
- いつもとは違うデートをする
- 相手から指摘されたことを改善する
- 話し合いをする
- 同棲を解消する
いつもとは違うデートをする
同棲相手の言動から「別れの前兆」を感じたら、いつもとは違うデートをして気持ちをリセットしましょう。
同棲期間が長くなればなるほど、どうしてもデートの内容がマンネリ化してしまいがちです。
一緒に暮らしているからこそ、「どこかに出掛ける」ということ自体に億劫になる方もいるでしょう。
ポイント
「したことがないことをする」「いったことがない場所にいく」といった体験は、マンネリ化した2人の生活への心地良い刺激となります。
会話のきっかけ・感情の共有ができ、2人の思い出まで作れるので非常に有意義な時間となるはずです。
相手から指摘されたことを改善する
前章で解説したようなさまざまな「不一致」に関することを相手から指摘されたときは、可能な限りそれを改善しましょう。
改善すること、もしくは改善しようとする努力をみせるだけでも、相手はあなたのことを見直してくれるかもしれません。
とはいえ、性格や価値観に関することを改善するのは難しいのが実情であり、「治したくてもどうしても無理」という場合もあるでしょう。
その場合は「言ってくれてありがとう」と感謝の言葉を伝えるだけでも、相手は「自分の言い分を受けとってくれた」と感じるはず。
注意!
恋人から指摘されたことをスルーしてしまうと、相手は「言ってもどうせ変わらないんだ」と投げやりになってしまいます。
できる限り改善する、せめて相手が指摘してくれたことに対して感謝して、別れの要因にならないよう食い止めることが大切です。
話し合いをする
「別れの前兆」を感じたら、話し合いの機会を設けるのが最も建設的な対処法です。
例えば「休日の別行動が増えた」という別れの前兆を感じた場合、そのことに対してあなたが感じている気持ちを相手に伝えるといいでしょう。
「最近休みの日もバラバラに過ごすことが多くて、ちょっと寂しいな。〇〇はどう思ってる?」といった感じです。
注意!
その際に「休みの日はどこに出掛けてるの?」「なんで一緒に過ごす時間作ってくれないの?」などと、相手を問い詰めるような形にならないよう注意してください。
問い詰めてしまうと、相手の「別れたい」という気持ちを増幅してしまうことになりかねません。
同棲を解消する
相手が発する「別れの前兆」が深刻なものであると感じた場合は、同棲を解消して一旦距離を置くという選択肢もあります。
その場合も、やはり建設的な話し合いが必要です。
同棲を解消した方がいい理由やメリットを伝えて、相手の同意をえましょう。
ただし、話し合いの内容によってはそのまま「別れる」という結論になる可能性もあります。
同棲を解消する場合は、最悪の結末も想定しておかなくてはなりません。
同棲中の恋人と別れる際の注意点
最後に、話し合いの結果恋人との同棲を解消することになった際の注意点をお伝えします。
同棲を解消する際の注意点
- 今住んでいる家をどうするのか話し合う
- お金の清算を済ませる
- 家具や家電の分配を決める
今住んでいる家をどうするのか話し合う
同棲を解消する際に最初に思い浮かぶのが、今住んでいる家をどうするのかという問題です。
今住んでいる家をどうするのか
- 2人共退去する
- 名義人がそのまま1人で住む
- 名義を変更し、同居人側がそのまま1人で住む
選択肢は、上記の3つになります。
名義を変更する場合は不動産屋に連絡をし、手続きをする必要があるので注意してください。
お金の清算を済ませる
2人の間でお金の貸し借りがあった場合は、その辺りの清算を済ませる必要があります。
どちらか片方が退去する場合は、その月の家賃や光熱費、生活費などの支払い比率などについても話し合った方がいいでしょう。
わだかまりなく別々の道を歩むために、お金の面は曖昧にせずに、きちんと話し合ってください。
家具や家電の分配を決める
同棲していると、2人でお金を出し合って購入した家具や家電があるはずです。
その辺りの分配をどうするのか、話し合う必要があります。
もしくは、2人で購入した家具や家電は全て売却し、そのお金を2人で折半するケースもあるようです。
後々トラブルにならないよう、どちらかが家を出る前に冷静になって話し合いましょう。
まとめ
同棲中の恋人の態度や言動に変化が見え始めたら、相手からの別れの前兆かもしれません。
一見ピンチのようにも思えますが、2人の関係性を修復するチャンスでもあります。
相手からのサインを決して見て見ぬフリせず、できるだけ早く対処するようにしましょう。
元々は2人共「ずっと一緒にいたい」という思いがあったからこそ、同棲を始めたはずです。
相手からの別れの前兆を「もっと良い関係性で付き合っていきたい」というサインだと捉え、2人の問題として改善していってください。