「職場での片思いが進展しなくて辛い……」
「同じ職場で働く好きな人にアプローチするにはどうしたらいい?」
この記事をお読みのあなたは、上記のような悩みや疑問をお持ちのはずです。
まず、職場での片思いがなかなか進展しないのは、極自然なことなので安心してください。
とはいえ、いつまでもこのままでは気持ちが持ちませんよね。
そこで、この記事では職場での片思いが進展しない理由と、そこから抜け出すための効果的なアプローチ方法について解説します。
ぜひ参考にしてください。
この記事を書いた人
長崎県出身、東京都在住。妻とウサギ二羽と4人暮らし。
恋愛系ライター歴約2年、複数のメディアで執筆しています。離婚歴もあり、数多くの恋愛をしてきた経験から、男性目線で役立つアドバイスを提供できるよう心掛けています。
この記事の目次
職場の片思いがいつまで経っても進展しない理由
職場での片思いがいつまで経っても進展しないのは、主に以下の3つの理由からです。
職場での片思いが進展しない理由
- 周囲の目が気になる
- 関係性が深まるきっかけがない
- リスクを恐れて慎重になっている
周囲の目が気になる
職場での片思いは、周囲の目が気になって積極的にアプローチできません。
積極的にアプローチすればするほど、自分の気持ちが周囲の人にバレやすくなってしまいます。
また、会社によっては社内恋愛を好ましく思わないような風潮があったり、規則として禁止していたりする場合もあるでしょう。
よって、社内恋愛は通常の恋愛よりもどうしても慎重にならざるを得ません。
ポイント
職場恋愛において、周囲の目を気にするのは当然のことですよね。
むしろ、周囲の目を一切気にせずに猛烈にアプローチしたり、ベタベタとくっついたりする方が非常識だといえます。
関係性が深まるきっかけがない
いつもどおりに出勤し、いつもどおりに仕事をこなすだけでは、片思いの相手と関係性が深まるきっかけがありません。
職場にいる片思い相手との関係性を深めるには、どこかのタイミングで仕事の域を超えた会話や関わりが必要です。
いつもどおりの職場での一日を日常だとすると、仕事の域を超えた会話や関わりは非日常ということになります。
非日常という「いつもと違うこと」をするには、何かきっかけが必要ですよね。
ただ、そのきっかけは会社の業務の延長線上に隠れているかもしれません。
ポイント
意識や行動を少し変えるだけで、意中の相手との関係性を深めるきっかけになることもあります。
詳しくは、コチラの章をご覧ください。
リスクを恐れて慎重になっている
職場恋愛や片思いは、大きなリスクと隣り合わせです。
意中の相手と関係性を深められずにいるのは、そのリスクを恐れて大胆なアプローチができないという方は多いでしょう。
ただでさえ、片思いがうまくいかなかったらショックですよね。
片思い相手が職場にいる場合は、そのショックに加えて以下のリスクがつきまとまいます。
片思いがうまくいかなかったら……
- 相手と気まずくなる
- 辛い気持ちを抑えて一緒に仕事をしなければならない
- 振られたことが周囲の人にバレてしまう可能性がある
後輩社員に好意を抱いている方場合は「食事や飲みに誘ったらパワハラだと思われるかもしれない」という懸念もあるかもしれません。
しかし、上に挙げたようなリスクを恐れているのは片思い相手も同じははずです。
相手も職場恋愛に慎重になっているからこそ、関係性を深められずにいるのかもしれませんね。
職場での片思いを進展させる基本の5ステップ
職場での片思いを進展させるには、以下の5ステップに沿って進めていくのが有効です。
職場での片思いを進展させる5ステップ
- 職場での立ち振る舞いを見直す
- 職場での接点を増やす
- 仕事での信頼関係を構築する
- メモ書きとLINEでアプローチする
- 相談ごとを持ち掛けて飲みや食事に誘う
①職場での立ち振る舞いを見直す
まず、片思い相手にアプローチする前に自身の職場での立ち振る舞いを見直しましょう。
これは、意中の相手に好感を与えるだけでなく、周囲の人から職場恋愛を認めてもらう・応援してもらうために必要なステップです。
具体的には、以下の項目を見直してみてください。
見直しチェックポイント
- 毎日集中して業務に取り組んでいるか
- 意中の相手との関わりによって一喜一憂していないか
- 意中の相手のことを特別扱いしていないか
- 嫉妬心を表に出していないか
- 人目をはばからず意中の相手にアプローチしていないか
職場恋愛が成立するのは、男女お互いが「きちんと仕事をしていること」が大前提です。
きちんと仕事をこなしていないと、周囲からの理解を得ることはできません。
ましてや、仕事に集中していない・良好な人間関係を保てていないようだと、意中の相手も振り向いてくれないはず。
自身が自社の一員としての任務や責任をまっとうしているか、意中の相手にアプローチする前に振り返ってみてください。
②職場での接点を増やす
職場での片思いを進展させるためには、まずは意中の相手との接点を増やすことが大切です。
人は何度も会ったり会話したりする相手に好意を抱きやすくなる性質があり、この心理傾向を「単純接触効果」といいます。
職場での接点を増やす
- 出退勤の時間を合わせる
- 休憩時間を合わせる
- 業務を助ける・助けてもらう
ただし、意図的に接点を増やしていることが相手に伝わらないよう注意してください。
例えば、オフィスの前で帰りを待つなどしては相手から不審に思われてしまいます。
あくまでも「偶然出退勤のタイミングが同じになった」ように見せかけることが大切です。
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③仕事での信頼関係を構築する
職場での片思いを成就させるには、相手と仕事上の信頼関係を構築するのが必要不可欠です。
仕事でも恋愛でも「お互いが信頼し合うこと」が大切なのはいうまでもありませんよね。
つまり、仕事上の信頼関係を構築することは恋愛関係に発展させるための土台になります。
「一緒に働く相手」としての魅力や安心感は、そのまま「人としての魅力や安心感」に繋がるはずです。
また、そもそも相手にとっては「仕事上で信頼できない人」を職場で特別視することはないでしょう。
よって、「一緒に働く相手」として認めてもらうことは「一緒に過ごす相手」として認めてもらうために不可欠な工程なのです。
④メモ書きとLINEでアプローチする
職場での片思いを進展させるために、ぜひ取り入れたいのがメモ書きとLINEでのアプローチです。
具体的には、以下のようなシーンでメモ書きやLINEを使うのが有効です。
メモ書きとLINEでアプローチする
- 何かをしてもらったときのお礼
- 労いの言葉
- 仕事の依頼
- ちょっとした笑い話・自虐ネタ
上記のようなシーンは、毎回口頭で伝えるよりも時には文字で伝えた方が親密度がアップします。
画面上の文字が当たりまえになった現代において、心がこもったメモ書きは特に効果的です。
LINEでアプローチする場合も、絵文字やスタンプを使って感情を表現することを意識しましょう。
ただ「ありがとう」と言葉で伝えるよりも、手書きの文字やかわいいキャラクターをあしらったLINEスタンプを使って伝えた方が効果的な場合もあるのです。
⑤相談ごとを持ち掛けて飲みや食事に誘う
ここまでのステップを踏むことで、意中の相手にとってあなたは「他の同僚とは違う、ちょっと特別な存在」となるはずです。
そのタイミングで仕事後の飲みや食事に誘い、さらに関係性を深めていきましょう。
その際は、相談ごとを持ち掛けると誘い出しやすいはずです。
相談ごとを持ち掛けることは、「あなたのことを信頼している」という意思表示になります。
ただし、できればこの場でのトーク内容は仕事以外の話題をメインにしたいところ。
よって、さほど時間をかけなくても解決できそうな相談を持ち掛け、あとの時間はプライベートな会話を楽しむようにしましょう。
職場での片思いを進展させるきっかけ6選
職場での片思いを進展させるには、何かきっかけとなる場面や出来事が必要です。
以下の6つの場面や出来事をきっかけに、「ただの同僚」からそれ以上の関係へと絆を深めていきましょう。
職場での片思いを進展させるきっかけ
- 休憩時間の会話
- モノの貸し借り
- 飲み会
- 社内イベント
- 残業
- バレンタインデー
休憩時間の会話
休憩時間は、仕事の拘束時間内とはいえど半プライベートな時間です。
よって、休憩時間は意中の相手と仕事以外の話題を話すチャンスだといえます。
ポイント
特に、週末や連休の前日は「休日の過ごし方」について話す絶好のタイミング。
「〇〇さんは今週末は何して過ごすんですか?」という質問をきっかけに、相手の趣味や好きなことを探れるはずです。
休憩時間の会話をきっかけに、他の同僚とはできないような会話をする間柄になれるかもしれません。
モノの貸し借り
モノの貸し借りは、相手に自分のことを意識してもらうための小さなきっかけを作れます。
そのためには、貸し借りのやりとりを笑顔で対応するのが鉄則です。
笑顔は「相手に対して敵意がないことを示す表情」であり、言い換えると「好意を示す表情」だといえます。
さらに、笑顔や好意には「返報性の原理」がはたらきます。
返報性の原理とは
人から何かをしてもらったら、自分も相手にそれと同等のモノをお返ししたいと思う心理現象のこと。
さらに、あなたがモノを借りる側の場合は、返却と同時にメモ書きを渡すのも有効です。
感謝の気持ちを手書きの文字にして渡すことで、受け取った相手にあなたの真心が伝わるはず。
休憩時間の会話から相手の好きな本や映画などがわかれば、貸してもらうようお願いしてみるといいでしょう。
飲み会
会社の飲み会は、職場での片思いを進展させやすい場面です。
お酒の力も手伝って、普段よりも深い会話をしたりプライベートな話題を話したりするきっかけになります。
できれば意中の相手の隣の席に座って、一緒に話す時間を取りたいところですよね。
注意ポイント
ただ、隣の席を死守することに意固地になり過ぎると周囲にあなたの気持ちがバレてしまう恐れがあります。
周囲から怪しまれない程度に気をつけつつ、少なくとも意中の相手と同じグループで会話できるよう狙っていきましょう。
社内イベント
飲み会以外にも、BBQや社員旅行、あるいは何かのスポーツなど、年に数回の社内イベントをおこなっている会社は多いはずです。
そんな社内イベントは、会社行事とはいえほぼプライベートのような時間です。
普段とは違う顔を見る・見せるきっかけになり、そこから恋愛感情が芽生えることもあるでしょう。
飲み会と同様に、いろいろ人との会話を楽しみつつ、意中の相手とのコミュニケーションを狙っていってください。
残業
残業は「一緒に頑張っている」という連帯感を感じられ、関係性を深めるきっかけになりやすい場面です。
感謝や労いの言葉を掛け合うことも自然にできるので、信頼関係を構築する絶好のチャンスだといえます。
場合によっては、残業後に一緒に食事にいくこともあるかもしれません。
残業は誰だって嫌なものですが、片思い相手も一緒なら疲れを吹き飛ばして頑張れそうですよね。
バレンタインデー
バレンタインデーは、自身の好意をアピールする絶好のチャンスです。
意中の相手には、他の社員に渡す義理チョコとは違う特別な一品をプレゼントしましょう。
男性目線からみると義理チョコかどうかは商品のパッケージなどを見ればなんとなく察しがつきます。
その点、義理チョコとは明らかに違うクオリティ―のチョコレートを渡せば、相手もあなたの気持ちに気付いてくれるはずです。
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恋愛心理学を使って職場での片思いを進展させる方法
意中の相手を振り向かせたいときは、恋愛心理学のテクニックを使うことをおすすめします。
恋愛心理学は、人の本能的な心理傾向を恋愛に活かすための手法です。
たくさんあるテクニックの中から、職場で活用しやすい3つを紹介します。
職場で使える恋愛心理学テクニック
- 秘密の共有
- ウィンザー効果
- 好意の返報性
秘密の共有
秘密の共有とは、他の人には話さないような秘密を共有することで「信頼している・心を許している」と無意識に感じる心理傾向を利用したテクニックです。
意中の相手との間で他の同僚とは話さないような秘密事を共有することで、相手との信頼関係が深まります。
共有する秘密事は、以下のものがおすすめです。
秘密事 | 期待できる効果 |
---|---|
自己開示(自分の悩みや過去の出来事など) | 「自己開示の返報性」が働き、相手も自己開示してくれる |
他者に対する愚痴や悪口 | 共犯者意識が芽生え、信頼関係が深まる |
メモ書きやLINEでのやりとり | 「2人しか知らない秘密」になる |
秘密の共有をおこなうと「認知的不協和の解消」という心理現象が発動します。
認知的不協和の解消とは、行動や感情と認識の矛盾を、思い込みを変えて正当化しようとする心理傾向のことです。
「そんなに深い仲じゃないのに、秘密を共有した」という矛盾した事実が、本人も無意識のうちに「秘密を共有したから、私達は深い仲だ」と認識されます。
ウィンザー効果
ウィンザー効果とは、本人よりも第三者から得た情報の方が信頼性を得やすい心理傾向のことを指します。
つまり、意中の相手に対してあなたに関することを自ら語るよりも、第三者からいってもらった方が信頼してもらえるということ。
ポイント
例えば、あなたが「〇〇さんって、頼り甲斐がありますね」といっても、相手は謙遜してしまうかもしれません。
ところが、同僚から「✕✕さんが、〇〇さんは頼り甲斐があるって言ってましたよ」と伝えてもらえば、相手は「✕✕さんは自分のことをそう思ってくれていたのか」と納得してくれるということです。
ただし、ここであなたが同僚に「〇〇さんにこういう風に伝えて」とお願いしたところで、頼まれた同僚も良い気はしないでしょう。
ポイントは、同僚が自発的にウィンザー効果を手伝ってくれるように仕向けることです。
「〇〇さんはこんな一面があって、凄く頼り甲斐があるんですよ」という感じで、あくまでも「私はこう感じた」という事実だけを伝えましょう。
そうすることで、同僚が意中の相手と話す際にその会話の内容を伝えてくれるかもしれません。
好意の返報性
好意の返報性とは、前述した「返報性の原理」を利用したテクニックです。
あなたが相手に対して好意を示せば、返報性の原理が発動して相手もあなたに好意を返してくれることが期待できます。
もちろん、この好意とは恋愛感情としての好意でなくても構いません。
ポイント
相手の価値観や尊敬できる点など「人としての魅力」にフォーカスを伝えてあげると、相手もあなたの魅力を見つけて伝えてくれるはず。
好きな人に自分の気持ちを伝えるのは勇気がいることですが、関係性を深めていくうえで必要不可欠なアクションです。
少しだけ勇気を出して、相手の「人としての魅力」を伝えてみましょう。
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職場で片思い相手にアプローチする際の注意点
最後に、職場で片思いを発展させていく際の注意点を3つお伝えします。
職場恋愛を成就させるため、そして職場の人間関係を良好に保つために必ず把握しておいてください。
職場恋愛の注意点
- 仕事をおろそかにしない
- 好意が周囲にバレないように注意する
- 相手の反応を伺いながらアプローチする
仕事をおろそかにしない
職場恋愛を成就させるには、仕事をおろそかにしないことが大前提です。
仕事をおろそかにしてしまうと、あなたの職場での価値や評価が下がってしまいます。
意中の相手はもちろん、他の同僚や上司からマイナスな評価は受けたくないですよね?
仕事にしっかり取り組み、仕事上の信頼関係を確立してからでないと職場恋愛はうまくいきません。
仕事よりも恋愛を優先するような言動をしてしまわないよう、十分注意してください。
好意が周囲にバレないように注意する
職場恋愛や片思いをしているときは、好意が周囲にバレないよう注意してください。
あなたがどれだけ仕事熱心な人であっても、職場恋愛自体を良く思っていない人も一定数いるものです。
そういう人には、あなたが職場で片思いをしているという事実に気付かせない方が無難です。
中には恋愛が成就するよう応援してくれる人もいるかもしれませんが、そうでない人もいるリスクを考えるとバレないよう気をつけた方が賢明です。
相手の反応を伺いながらアプローチする
片思いの相手にアプローチする際は、相手の反応を伺いながらゆっくり進めていきましょう。
職場恋愛自体を良く思っていない人が一定数いる中で、実は意中の相手がそのタイプに当てはまる可能性もあります。
その場合、いくらアプローチしても相手を振り向かせるのは難しいでしょう。
それどころか、相手を困らせることになり兼ねません。
「相手が職場恋愛に対して否定的ではないか」を確認したうえで、ゆっくりアプローチしてみてください。
まとめ
職場での片思いは、お互いの仕事上の立場や関係性があるため、なかなか進展しづらいのが実情です。
「職場の同僚」ではなく「恋愛対象」として見てもらうには、時間をかけながらゆっくりアプローチする必要があります。
また、職場の人間関係を円滑にできるよう、普段の立ち振る舞いには十分注意してください。
仕事上の信頼関係を築くことで、ようやく恋愛対象としてのスタートラインに立った状態だといえます。
恋愛心理学の技術を参考に、意中の相手の心を掴んでくださいね。